北海道に拠点を置くAIR DOと宮崎に拠点を置くソラシドエアが共同持株会社設立に向けて基本合意したそうです。
AIRDOは北海道を拠点にし主に羽田空港を結んでいる他、ANAから路線移管という形で岡山や小松にも就航していた時期もあります。
ソラシドエアは九州を飛び出して沖縄エリアまでカバーするようになりました。
今のところ両社が重複している路線はありません。
共同持株会社という事で、当面会社とブランド・サービスは維持されるようです。
両社共にANAと資本関係があり、ANAのコードシェアも実施されています。
主な株主構成の中に地方自治体が入っていないことが障害になりにくいのかなぁと思います。
共同持株会社が設立されることで、路線や便数の変更といったことはなさそうですが、今後は相互コードシェアの実施や消耗品の一括購入などでコスト削減効果が出るようになるのかなと思います。
企業規模的には両社ともほぼ同じくらい。
機材に関してはAIRDOがB767-300/B737-700、ソラシドがB737-800なのでこれによる効果は今のところ大きくはないようです。全て生産終了の機材なので、今後更新機材導入時に変わってくるかもしれません。
ADOが運用している767と737はANAからの転籍機材。ソラシドがは新造機をリースで手配していますが、14機目に関しては生産終了してからの導入のため、ANAで運用されていた機材が転籍となっています。
同じ九州基盤のSTARFLYERが合流するかどうか。。。気にならない訳では無いのですが、SFJはブランドコンセプトが独特で、この2社と統合したとしても効果は低そうです。機材もA320-200ですしね。
恐らく今回の話は両社の1位株主である日本政策投資銀行主導ではないかなぁと思います。
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